産学連携のねらい

世界に先駆けて高齢化する日本でトップランナーになるために

飯島勝矢 写真

「人生100年時代」と言われる中で、どの世代の方々にも日々の生活を通して生きがいと幸せを感じてもらえる人生を送って頂きたい。また、老いは避けられない中で、健康長寿を実現し、個々の国民が生ききった人生を送れるようにするために、どのように地域社会を再構築する必要があるのでしょうか。我々、東京大学高齢社会総合研究機構(Institute of Gerontology:IOG)は、分野横断型の総合知を活かし、全国の数多くのモデルフィールドを持ちながら課題解決型実証研究(アクションリサーチ)を展開しております。その多様な研究活動の中心的役割を担っているのが『ジェロントロジー産学連携プロジェクト』です。

この産学連携プロジェクトは、産業界と大学のパートナーシップのもと、変化する(少子化も含む)超高齢社会の中で、地域社会およびそこに住む国民一人ひとりのあるべき姿の将来ビジョンを描き、新たなビジネスモデルの創出を狙っていくものです。多くの業態の企業関係者に参集いただき、交流を深めネットワークを構築し、総合的な知識を体系的に体得して、エビデンスに基づく新たなビジネスチャンスを戦略的に狙っていくものです。さあ、われわれ東京大学の研究者達との協働により、最先端の社会実装やビジネスモデル創出を取り組みましょう。そして、次なる時代のステージを一緒に創造してみませんか。

東京大学高齢社会総合研究機構機構長 東京大学未来ビジョン研究センター教授

飯島勝矢

IOGの産学連携プロジェクトが参加企業にもたらす価値

IOGは豊かな超高齢社会を目指して社会システムのイノベーションや新たなライフスタイルへのシフトを実現すべく学際的な調査・研究に取り組んできました。「最先端の総合知」が境界を超えて結集し、全国各地の自治体と協働して行っている課題解決型実証研究(アクションリサーチ)の成果は、IOGの大きな資産です。
IOGの産学連携プロジェクトに参加する企業は、ジェロントロジーという総合的な新しい学問を学び、まさに地域実装も含んだアクションリサーチの現場を体験し、新規のビジネスモデル創生にチャレンジする機会を得ることができます。
本プロジェクトでの協働そして挑戦は、超高齢社会において成長を持続し、事業を通じて社会に貢献しようとする企業に大きな価値をもたらすことは間違いありません。
総合的な新しい学問を学び、まさに地域実装も含んだアクションリサーチの現場を体験し、新規のビジネスモデル創生にチャレンジする機会を得ることができます。
本プロジェクトでの協働そして挑戦は、超高齢社会において成長を持続し、事業を通じて社会に貢献しようとする企業に大きな価値をもたらすことは間違いありません。

東大IOG産学連携プロジェクトの全容

IOGは、オール東大でジェロントロジー(老年学)をリードしています

IOGはジェロントロジーにおけるアカデミアと産官民の協働を実現するネットワークの核として機能しています。
多様な学問領域を融合した研究基盤を生かして、全国のモデル自治体と協働して社会課題の解決に向けた実証研究(アクションリサーチ)を行うなど、その活動は多くの成果を上げてきました。
それらの研究成果を社会に還元することにより、SDGsの目標達成やSociety5.0の実現に貢献し、持続可能な社会の形成を目指しています。

IOGの研究・組織基盤