研究

カムカム戦略を軸とした全世代型食支援まちづくり

プロジェクト概要

プロジェクト代表者

飯島勝矢

研究概要

オーラルフレイルを軸としたフレイル予防の推進に向けては、地域全土へのポピュレーション・アプローチが重要である。本プロジェクトでは、ライフコース・アプローチの視点をさらに加えることで、高齢者フィールドを中心としつつも、全世代型の食支援まちづくりを目指す。具体的には、フレイルチェック導入モデル自治体において、カムカム概念(しっかりと噛み応えのある食材・調理方法で工夫して、栄養バランスの取れた食生活を)を基盤としたフレイル予防の推進(フレイルチェックとカムカム概念の融合:カムカム教室の実践)、地域全土の意識変容に向けたオーラルフレイル啓発の推進、さらにはカムカム概念に振れやすい生活環境整備(買い物の場面や学校給食、歯科健診など)を実現させる。

研究目的

本研究では、フレイルチェック導入モデル自治体である神奈川県平塚市をフィールドとして、① フレイル予防活動「フレイルチェック」を融合させた「住民主体のフレイル・オーラルフレイル予防プログラム: カムカム教室」の、地域在住高齢者に対する介入効果を検証する。さらに、② モデル自治体の特定地域に対して、集中的に「口腔機能訓練や口腔ケア、フレイル・オーラルフレイル予防」の啓発を行うことで、口腔保健行動に対する意識・行動変容や、フレイル・オーラルフレイルの認知度向上を検討する。

実施予定期間

2021年~