研究

フレイル予防を通した健康長寿のまちづくり

プロジェクト概要

プロジェクト代表者

飯島勝矢

研究概要

フレイル予防を通じた健康寿命のまちづくりを達成すべく、本機構ではフレイル予防に資するエビデンスを構築し続け、住民主体(フレイルサポーター)による栄養・運動・社会参加を軸とした包括的フレイルチェックを開発した。フレイルチェックは全国84自治体が導入し、今や全国規模のフレイル予防プログラムとなっている。全国から集まったデータからビックデータを構築し、地域診断やフレイル予防施策、まちづくりに応用できるような地域還元も行っていく。本研究を通じて、フレイル予防の人的資源の拡充や、地域全土でのフレイル予防の機運醸成、受け皿体制の整備につながることで、住民主体の健康寿命のまちづくりを目指す。

研究目的

地住民主導の包括的フレイル予防プログラム(フレイルチェック)を基軸とした、健康寿命の達成できる快活なまちづくりを目指し、本プロジェクトでは、次の4段階で研究を進めてきた。まず(1)フレイル予防に資するエビデンスを疫学調査等のデータを用いて創出する。具体的には、千葉県柏市在住の前向きコホート研究(柏スタディ)などのデータにより、フレイルの早期介入ポイント、簡易指標を検討する。次に、(2)エビデンスベースドかつ有識者会議から、高齢住民フレイルサポーターによる栄養・運動・社会参加を軸とした包括的フレイルチェックの開発し、(3)フレイルトレーナー制度(医療専門職の指導者、調律者)による日本全国への面展開を行い、全国からのフレイルチェックデータの構築、そしてそこか得られたエビデンスを地域還元しながら、(4)フレイルチェックを基盤として、各自治体が多種多様かつ独自の予防施策につなげることで、フレイル予防を通じた健康寿命のまちづくりを達成する。

実施予定期間

2015~