研究

超高齢者の地域生活を支える技術、人、制度による支援に関する研究

プロジェクト概要

プロジェクト代表者

二瓶美里

研究概要

世界規模で平均寿命が延伸し、85歳や90歳を超える超高齢人口が増加しているなかで、自宅や地域での自立した生活を維持するための支援機器の役割は大きくなっています。本プロジェクトでは、超高齢者の支援機器利用の実態を調査するとともに、機器利用の技術的、社会的な促進・阻害要因の検討を行います。

研究目的

日本を始め世界では超高齢者人口が急増しています。高齢になるほど心身機能の低下、慢性疾患や障害を持つ割合が高くなることから、自宅や住み慣れた地域での暮らしを維持するためには支援機器・技術の役割が今後さらに重要になると考えられます。

機器の導入や活用においては、機器の技術的要素のみならず、機器利用を支援する人やコミュニティの役割、介護保険制度をはじめとする社会制度の役割も含めて議論することが必要です。

本プロジェクトでは、第一段階として千葉県柏市の90歳以上住民への調査により支援機器の利用実態を調査し、機器の利用が高齢者にもたらす影響や、機器の導入を促進・阻害する要因を検討します。さらにその知見を踏まえて、高齢者の暮らしを支える技術の展望、技術の導入と普及をめぐる倫理的、法的、社会的、文化的な課題を検討します。

WHO Kobe Centre Research Brief

国立国会図書館 高齢者を支える技術と社会的課題 (令和2年度科学技術に関する調査プロジェクト) 報告書

実施予定期間

2018年2月~

パートナー企業・団体

千葉県柏市