研究

食の在り方研究会 食を起点とする フレイル予防産業の創生

プロジェクト概要

プロジェクト代表者

飯島勝矢

研究概要

①食関連フレイル予防産業ガイドラインの策定と国の政策への 提言を目指すフレイルの関する知見を学び、食関連フレイル予防産業の振興策を研究し、振興策のたたき台(食関連フレイル予防産業の育成のための自主ガイドラインと認証制度の構築についての草案)を取りまとめ、国の政策(経済産業省「ヘルスケアサービスガイドライン等のあり方」)の考え方に沿った政策推進の土台を構築する。②フレイル予防食品、フレイル予防レストラン、 フレイル予防サービス等に向けたエビデンス構築 食を中心にアカデミア発のフレイル予防に繋がるエビデンスに基づいた食品・サービスの概念の確立に向け、実店舗での実証実験を開始した。また、共食やツーリズムについても事業化を見据えた実証実験に着手した。③業界自主ガイドラインと認証制度の草案作成 参加企業の先行利益を尊重しつつ、業界自主ガイドラインの策定と認証制度の確立を目指す。食関連をスタート台に据えてフレイル予防産業政策に展望を築く。

研究目的

生活習慣病対策は既に国の政策として推進中であるが、介護予防の政策体系は、まだ構築途上にある。日本老年医学会は、要介護になる手前の徐々に虚弱になる過程を「フレイル」と定義した。現在までの政策の主流であった要支援段階での介護予防よりもより早期の可逆性の高い段階でのフレイル予防政策を普及させることが国家的課題である。人生100歳時代の「食の在り方」対策は、より早期からの対応として、本人はもとより、地域そのものを虚弱化させないためのまちづくりの一環として、先駆けて取り組む必要がある。その中では民間事業者の役割が大きく、産官学連携の取り組みでフレイル予防産業の創生をめざす。

 

実施予定期間

2019年 ~