研究

布施新町みらいプロジェクト

プロジェクト概要

プロジェクト代表者

菅原育子

研究概要

深刻な高齢化に直面している郊外戸建住宅地において住民が地域生活の課題に自分ごととして取り組み、楽しみも共有しながら活動を展開する「住民主体のまちづくり」を2016年に開始しました。2017年に住民メンバーによる「みらいプロジェクト」が発足し、住民の誰もが地域とつながるまちの実現を目標に様々な地域活動を展開しています。2020年4月以降は「布施新町ICTプロジェクト」を発足し、ICTを用いたつながりづくり、地域活動支援、地域情報網の構築、高齢者のICT機器活用を支援する活動等に取り組んでいます。

研究目的

大都市郊外に20世紀後半に開発され、現在高齢化率が5割を超える戸建住宅地は、住民の高齢化に伴い、地域生活維持の危機に瀕していると同時に、課題解決に向けて主体となって活動する人材の不足に直面しています。各地で見られるこの問題に対するコミュニティ支援手法の開発を目的に、千葉県柏市の布施新町にてプロジェクトを発足しました。3年間のプロジェクト期間を経て地域住民による「みらいプロジェクト」が自立したことで、プロジェクトの目的は住民活動の支援に移行しました。2020年、COVID-19の拡大に伴い、プロジェクトの一部であった「ICTによる地域のつながりづくり」を拡大した「布施新町ICTプロジェクト」を発足しました。この活動の目的は、高齢化の進むコミュニティにおけるICT,IoTの利用促進阻害要因の解明、地域活動へのICT導入と支援手法の開発です。

実施予定期間

2016年10月~

パートナー企業・団体

柏市布施新町いきいきネットワーク(みらいプロジェクト)、柏市社会福祉協議会、柏市