活動レポート


東京大学高齢社会総合研究機構 2021年度シンポジウム vol.2 「ジェロントロジー総合研究が拓く新未来像」を開催しました

2022年3月9日(水)に、高齢社会総合研究機構の2021年度の総括として「ジェロントロジー総合研究が拓く新未来像」と題したシンポジウムを、オンラインで開催しました。
本会は、東京大学高齢社会総合研究機構が「高齢社会総合研究学・ジェロントロジー」の取り組みを通して、これから先の10年を展望することをテーマとしたオンラインシンポジウムで、358名の方にご登録いただき、当日も多くの方々にご視聴いただきましたことに、感謝申し上げます。

第1部では、1年間取り組んできた産官学民連携における研究及び教育活動の報告として、地域連携のアクションリサーチの報告を、大月副機構長、二瓶准教授、孫特任講師、田中特任研究員から報告いたしました。また、産学連携プロジェクトの展開として、イオン株式会社様、株式会社NTTドコモ様、大和ハウス工業株式会社様からご発表いただきました。さらに実践践型教育WING-GLAFSでの取り組みについて、学生からの発表がありました。

また第2部では「新たな健幸、新たな生きがい、新たなwell-being~産官学民協働からの創造~」をテーマにパネルディスカッションを実施いたしました。産業界としてマルタマフーズ株式会社様、東京ガス株式会社様より事例紹介をご実施いただき、さらに豊島区及び八王子市の住民も交えてのディスカッションを実施いたしました。
産業界からは、ビジネスとしての収支だけでなく、それ以外の付加価値にも着目し取り組むことが、社員のモチベーションアップにつながることや、人生がワクワクする、という見せ方が必要、との意見が挙がり、住民からは、コロナ禍によりフレイルがより注目されており、フレイルチェックやまちづくりにさらに注力していきたい、住民のコミュニケーションを推進して地域に貢献していきたい、とのコメントを頂きました。
祐成副機構長からは、シンポジウムの中でキーワードとなっていた、コモンズ(=共に生きる)は“私”と“公”の間であり、共感が大切であるという視点は分野横断で共有できるのでは、とのコメントがあり、大月機構長からも、研究としてコモンズの評価にまさに取り組んでおり、さらに推進していきたいとの力強い発言がありました。
最後に、飯島機構長からは、コロナに負けずにジェロントロジー研究を推進し、多様な産業界との二人三脚に取り組むとともに、地域住民のみなさんと一緒に、着実にローカルコモンズを積み上げ、提言を出すべく今後も協力いただきたい、と総括し、3時間超のシンポジウムが終了いたしました。

鎌倉リビングラボin玉縄台 オンラインの集い

行政課題となっている「高齢者を中心とするデジタル格差解消」をテーマに、鎌倉市玉縄台地域の皆さん、鎌倉市、東京大学IOGの協働によるリビングラボを展開している。
コロナ禍の中でも安心、安全に取り組めるものを3者で模索し、玉縄台住民の皆さんにオンラインミーティングアプリ「Zoom」を体験してもらい、「Zoom」およびオンライン通話等のICTを身近に感じてもらう「オンラインの集い」を開催(自宅または会場からのオンライン参加)。
オンラインの集いでは「Zoom操作の一連の流れ体験」、「座談会」を実施。
Zoom操作の一連の流れ体験では、ミーティング招待メールに記載されているURLにアクセスするところから、退出するまでの一連の流れを参加者全員がその場で体験。
座談会では、「コロナ禍の中での生活の変化や会場から参加」、「会場に集まっての参加、自宅からのオンライン参加の良し悪し」をテーマに意見交換が行われた。
参加者からは「面白い体験ができました。今後、実用できるように頑張りたい。」、「これを機会に、スマホかタブレットで息子家族とビデオ通話をしてみたい。」、「プライベートな交流会をできるようになりたい。」、「わかりやすく面白かったが自分の端末でできるか自信がなく不安。」といった声をいただいた。

おうち時間を楽しく健康にすごす知恵「おうちえ」を公開しました

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響による、高齢者の閉じこもりやフレイル進行を懸念して、「おうち時間」で気を付けてもらいたいポイント、暮らしの工夫などを集めたアイデア集「おうち時間を楽しく健康にすごす知恵(おうちえ)」を公開しました。この「おうちえ」では、「からだ」「くらし」「きずな」「こころ」の視点からコロナ禍で知っていてもらいたい情報や、日々の暮らしの中で実践できるようなチャレンジ項目などを掲載しています。
冊子として活用することも、1ページ単位でチラシ等として活用することもできます。ぜひご家族、ご友人、地域の皆さまへの情報提供、啓発ツールとしてご活用ください。お問い合わせは「ouchie●iog.u-tokyo.ac.jp(●を@に変更)」まで。