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IOG 2020年度シンポジウム「高齢社会の未来協創〜総合知で挑む with/postコロナ時代〜」を開催しました

2021年3月3日(水)に、高齢社会総合研究機構の2020年度の総括として「高齢社会の未来協創」と題したシンポジウムを、オンラインで開催しました。
高齢社会総合研究機構は2020年4月より「連携研究機構」として新体制で発足しましたが、新体制での初めての総括的シンポジウムであり、研究教育活動に共に取り組む多くの方々にご登壇いただいた多彩な活動報告の場となりました。500人の人数上限を上回る方にご関心を持っていただき、当日も多くの方々にご視聴いただきましたことに、感謝申し上げます。定員の都合でご参加できなかった皆様にはお詫び申し上げます。

大学関係者による開会の挨拶

第1部では、飯島機構長からIOGの新しい体制と活動概要を紹介した後、IOG関連教員および地域連携のパートナーである西東京市による研究紹介、ジェロントロジー産学連携プログラム参加企業である、(株)マルタマフーズ、大和ハウス工業株式会社、三井住友信託銀行からの話題提供、そして国際卓越大学院WINGS-GLAFSの所属学生による実習スタジオ活動の発表を行いました。

第2部では、第1部の発表内容への質疑応答、そして、大学と地域、企業の連携が可能にする高齢社会課題解決への期待について、「with/postコロナ時代を見据えて総合知で未来社会を協創する」をテーマとしたディスカッションを行いました。

パネルディスカッション

ディスカッションの最後には、大月副機構長から、withコロナの暮らしで蓄積された知恵と経験を社会還元する活動を進めようという提案がありました。また、飯島機構長からは、研究による科学的エビデンスの蓄積と、産学官民の強い連携により生まれる複数のプロジェクトを、実践コミュニティで立体的に融合すること、社会実装を踏まえた政策提言に一層力を入れること、さらには、新しい価値観を広く世に問い、示していく役割を担っていきたいという発言がありました。

日 時:2021年3月3日(水) 13:30-16:30
会 場:Zoomウェビナーにて開催
主 催:東京大学高齢社会総合研究機構(IOG)
共 催:東京大学未来ビジョン研究センター(IFI)