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台湾国立陽明交通大学(2023-2024)の「高齢者法」講義に参加しました

2023年9月より始まった台湾国立陽明交通大学法学部が主催する高齢者法(Elder Law in Japan)講義に、高齢社会総合研究機構のメンバー数名が講師として参加しました。

この講義は末延財団の助成を受け、台湾同大学法学部教授のThomas Chen教授および、神奈川大学法学部教授の岩田太教授が主催しています。2020年より今年3回目となるオムニバス講義で、高齢社会総合研究機構から4名が講師として参加しました。

第2回担当の菅原育子(当機構客員研究員・西武文理大学)は「高齢者の社会的統合-就労・社会参加・社会関係を概観する-」として高齢者就労や社会参加に関する研究を、第3回担当の高瀬麻以(当機構特任研究員)は、「高齢者の生きがい・コミュニティ活動」として、柏市でのコミュニティ活動を紹介しました。
第4回担当の畑中綾子(当機構客員研究員・尚美学園大学)は「成年後見制度」に関わる法的社会的問題を、第5回担当の二瓶美里(当機構教員・東京大学大学院)は、「高齢者のテクノロジーサポート」として、高齢者支援技術の日本の普及と問題点について講義しました。

日本と台湾の住宅事情や高齢者の孤立、核家族化などの共通の問題を含め、幅広く情報交換やディスカッションがなされています。