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全国の大学でも珍しいVRによる高齢者疑似体験シミュレーションアプリを開発

田中敏明研究室(上席顧問・研究員、高齢社会総合研究機構、先端科学技術研究センター)では加齢による身体的な変化を学ぶため、HMD(ヘッドマウンテッドディスプレイ)を用いたVR(バーチャルリアリティー)による高齢者疑似体験アプリを開発致しました。
通常は、高齢者体験グッズを装着して体験しますが、多様な高齢者・障害者体験がVRアプリによって体験できます。
従来の高齢者体験グッズでは体験できる障害の種類や程度が決まっていましたが、VRアプリでは高齢者の身体機能の低下程度の変更、屋内外や寒冷地での車椅子走行シミュレーションなど、様々な状態を体験することができます。また、複数のHMDを用意することで、複数の学生が同時に実習を行うことが可能です。従来の方法では感染対策の観点からコロナ禍での実習が困難でしたが、VR技術によるシミュレーション体験ではHMDとコントローラーのみを使用するので、感染対策も容易になりました。遠隔シミュレーションでの実施も可能です。

研究室では、研究・開発を進めている「高齢者・障害者のためのVRを用いた遠隔リハビリゲーム」の技術をわかりやすく普及・情報公開するため本アプリを開発し、高齢機構の医工学等領域の様々院生等の体験等活用する予定です。

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